【街乗り・3~4人家族向き】コンパクトで運転しやすい&燃費よし20.8km/L!でも、3列目が狭く&パワーに不満ありで、長距離は辛いかも
ボディサイズがとにかく小さいにも関わらず7人も乗車できるすごいやつです。
燃費は、ミニバンとは思えない27.2km/Lという驚異の数値でもともと値段が安く、+37万円程でハイブリッド車が買えるのでハイブリッドも同等に人気があります。
価格 HV価格 | 燃費 WLTC | 2021 人気 | 馬力 HV馬力 | 室内広さ 荷室広さ | 操作性 安全性 |
199万 256万 | 17.0 20.8 | 2位 | 131馬力 137馬力 |
※1~3位・・・◎、4~6位・・・○、7~8位・・・△、9~10位・・・×。
フリード(HV)のメリット・デメリットまとめ
フリードのメリットとデメリットを簡単にまとめました。
フリードHVのメリット
- 1~3列目の長さが9cmも長くなり旧モデルよりゆったり
- SSクラス、コンパクトボディなのに3列シートで6人・7人も乗れる
- 小回りが利く(最小回転半径5.2m)ので初心者でも運転しやすい
- 3列目シートを1つ畳めばベビーカーがそのまま載せられる
- フロントピラーが細いので左斜め前の歩行者も見やすい
- 驚異の低燃費で20.8km/L
- ハイブリッドにもかかわらず本体価格が256万円からで安い
- タイプ別でクルーズコントロールが選択できる
フリードHVの欠点
- 7人までしか乗車できない、室内が狭い
- 3列目が大人が乗るには窮屈で長距離には辛い
- 馬力が小さいので大人数だと辛い
- ライバル車シエンタよりも値段が高い
フリードHVの良い点(メリット)
フリードのメリットを詳しくまとめました。
室内長は旧型より420mm拡大でゆったり
室内(長3,045mm×幅1,455mm×高1,285mm)の新型フリードは、旧型比でそれぞれ420mm・15mm・20mmと広く、室内の居住性の高さが光ります。
ライバル車のシエンタと比べると、室内(長2,535mm×幅1,470mm×高1,280mm)と室内幅こそ15mm狭いですが、室内長では510mmと圧倒的な差を付けています。
特に2列目はシートスライド量が120mm拡大し、360mmと余裕の設計になっています。3列目も足元空間はしっかりと確保しており、SSクラスではトップクラスの広さです。
ホンダセンシングを搭載で安全性が向上
新型フリードは、ミリ波レーダーと単眼カメラで事故を未然に防止する自動ブレーキ性能などを初めとするホンダセンシングをタイプ別で設定しています。
これらの装備により、平成28年度自動車アセスメントの予防安全性能評価では最高ランクのASV++も獲得するなど、安全性の高さが光ります。
旧型モデルまではそもそも自動ブレーキ機能自体がなく完全にライバル車に遅れをとっていましたが、一気にトップレベルの安全性能を確保し、ファミリーカーとしても安心して乗れる仕上がりとなっています。
スライドドアの開口幅が665mmに拡大
旧型モデルよりスライドドアの開口幅が65mm拡大した新型フリードは、665mmと大きく開くようになったので、乗り降りがしやすくなっています。
ステップ高は20mmアップして410mmと高くなってしまったのは残念なところではありますが、開口高は1,120mmと高いので大人の男性でも自然な形で乗り降りが可能です。
また全車にイージークローサーが標準装備にとなっており、軽い力でドアハンドルを動かすだけで良いので、小さなお子様でも楽に開閉出来ます。
パワーアップで高速・多人数走行もOK.
旧型モデルはノーマルエンジンで最高出力が118馬力・最大トルクが14.7kgmとやや物足りない数値だったフリードですが、新型モデルでは131馬力・15.8kgmとパワーアップしています。
HV車も同様に旧型はシステム最高出力が99馬力だったのに対し、新型は137馬力と1.8L並の走行性能となっています。
ライバル車のシエンタと比較するとノーマルエンジンで109馬力・13.9kgm、HV車が99馬力となっており、どちらも大きく上回っています。
HV車20.8km/L・ガソリン車17.0km/Lと低燃費。
新型フリードは、HV車が旧型比で25%アップのJC08モード27.2km/L・ガソリン車が14%アップの19.0km/Lとクラストップレベルの低燃費を実現しています。
※現在はWLTCモードで燃費の数値がかわりました。
- HV車:20.8km/L
- ガソリン車:17.0km/L
今まで燃費面ではライバル車のシエンタに差を付けられてましたが、HV車では同数値・ガソリン車は1.6km/L差とかなり健闘しています。
またHV車では平成32年度燃費基準+20%・ガソリン車では平成32年度燃費基準をそれぞれ達成するなど、環境にも配慮した仕様となっています。
フリードHVの欠点(デメリット)
フリードのデメリットを詳しくまとめました。
荷室容量は小さめ
フル乗車で奥行き250mm×幅1,080mm×高さ1,110mmの新型フリードは、3列使用時では奥行きが狭く、あまり大きな荷物は載せれません。
また旧型には床下収納が備わっていましたが、残念ながら新型では省かれています。
その点ライバル車のシエンタはフル乗車でも奥行きは300mmを確保し、かつ床下収納の設定があり、使い勝手はも良好です。
どうしてもフリードで荷室も広さも欲しい方には、フリード+が十分な荷室容量があるのでそちらをおススメします。
インパクトが弱い外観
新型フリードは、富士額のようなフロントガラス&精悍なフロントマスクを採用しており、前から見ると躍動感のある仕上がりとなっています。
しかし、リアはリアガラスを筆頭に丸みを帯びたデザインとなっており、ややフロントとリアがアンバランスな感じられます。
もちろん好みの問題なので好き嫌いは分かれるところだと思いますが、躍動感を重視するならライバル車のシエンタくらいのエクステリアにした方がインパクトがあるように思われます。
フリードはどちらかと言うと、ファミリー向けの落ち着いたデザインと言えるかもしれません。
後方視界は残念なレベル
大きめのフロントガララス&三角窓を採用した新型フリードは、前方の視界は良好です。特に斜め前方の視界が旧型よりかなり良く、右左折がしやすくなっています。
しかしリアガラスの面積が小さい&斜め後方のピラーが太い事もあり、後方&斜め後方の視界は旧型より悪化しています。
通常時でもあまり視界は良いと言えないレベルですが、3列目シートを跳ね上げるとリアクォーターガラスを塞ぐ形になり視界はさらに悪化します。
オプションでバックモニターがあるので、付けておく事をおススメします。
フリード(HV)まとめ
全長は旧型比+50mmの4,260mmに抑えた新型フリードですが、室内長は+420mmの3,045mmまで拡大させており、コンパクトなボディながら快適な室内空間を確保したミニバンになります。
普段は5人乗りでたまに7人、常時7人だけど3列目は子供だけといった家庭には、扱いやすくちょうど良いサイズとなっています。
その分ややラゲッジスペースが狭いのが玉に瑕ですが、荷室を重視するならもう1周り大きなステップワゴンなどのクラスに変える事をおススメします。
また新型フリードは、旧型までは未搭載だった先進の予防安全装備なども新たに加わり、安全性も申し分ないレベルまで進化しています。
この他にスライドドアの開口幅のアップ・室内のウォークスルー機能など使い勝手も向上しており、ファミリーカーとしては十分に満足出来る車種になります。
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