新型エルグランドは5m近いボディーサイズと言う事もあり、車内の広さはミニバンではトップクラスの居住性となっています。
3列目まで大人が座っても十分なスペースを確保しており、大人数での移動には最適です。
装備面ではオットマンなどの贅沢な快適装備からアラウンドビューモニターなどの先進の安全装備まで備えており、価格も338万円~と高級ミニバンに位置付けられます。
燃費面でもそうですが、コストパフォーマンスはあまり良いとは言えず、値段よりは質を重視といった大人向けの1台となっています。
【長距離・6~7人家族向き】大型ボディでパワー不足なし!3列目にもロールサンシェードあり。
価格 | 燃費 | 2021 人気 | 馬力 | 室内広さ 荷室広さ | 操作性 安全性 |
338万~ | 10.0 km/L | 12位 | 170ps 280ps | ||
※1~3位・・・◎、4~6位・・・○、7~8位・・・△、9~10位・・・×。
新型エルグランドは2010年8月に日本で発売が開始され、現行モデルで3代目になります。
先代までのFRプラットフォームからFFプラットフォームに変更し、低床化と全高の抑制を図りました。
大幅な低床・低重心化により、乗降性と走行安定性がアップした他、燃費性能にも貢献しています。
全高は先代に比べて現行モデルは85mm低くなっていますが、129mmフロア高が下がったこともあり、室内高は20mmアップしています。
全高・全幅もアップしており、一回り大きなボディーサイズとなっています。
2014年のマイナーチェンジでは、フロントグリルの大型化などのエクステリアの変更に加えて、3列目シートにスライド機能を搭載するなど利便性も向上させています。
日産エルグランドのメリット・デメリット(欠点)
- 世界初の移動物検知機能を搭載。移動物を音でお知らせ
- 世界初の踏み間違い防止アシスト機能搭載。駐車も安心
- アラウンドビューモニターで駐車もらくらく
- ワンタッチでスライドドア解錠&ドアオープン
- 2列目シートは52cmもスライドできてゆったり座れる
- 3列目にもロールサンシェードあり
- ボディサイズの割には、室内・荷室は小さめ
- 本体価格が高く、燃費が悪いので維持費も高い
- 3列目シートを倒しても段差ができてしまう
子育て家族におすすめポイント
ミニバントップクラスの広さでオムツ替えも楽チン。
室内長3,025mm×室内幅1,580mm×室内高1,300mmのスペックののエルグランドは、ミニバンではトップクラスの車内の広さとなっており、十分な居住スペースを確保しています。車内が広いので、赤ちゃんのオムツ替えや子供の着替えもスムーズに出来ます。
2列・3列シートそれぞれに240mmのスライド量を設定しているので、全席がゆとりのあるスペースとなっています。
チャイルドシートを付けても十分な広さがあり、お出かけも苦になりません。
フロア高399mmで旧型より129mmも低く。乗降性アップ。
低床・低重心のFFプラットフォームを採用した事により、新型エルグランドはフロア高が旧型の528mmに比べて、399mmへと129mmも低くなっています。
旧型は乗る時は登る・降りる時は飛び降りる感じでステップなしでは乗り降りがしにくかったのですが、現行型は乗降性が良くなっており、小さなお子様や年配の方でも楽チンです。
ライバル車と比較して見ても、アルファード・ヴェルファイアは450mmとなっており、エルグランドの方が乗降性に優れています。
運転席側ワンタッチオートスライドドアなど便利な機能が充実。
新型エルグランドは、250ハイウェイスタープレミアムなどの上級グレードに運転席側ワンタッチオートスライドドア及びリモコンオートバックドアなどの便利な機能を標準装備しており、利便性が高くなっています。
スライドドア・バックドアにスイッチが付いており、ボタンを押すだけで自動でドアを開いてくれます。
子供を抱っこしている時や買い物で手が塞がっている時など鍵をイチイチ出さなくていいので、重宝します。
エルグランドのメリット
踏み間違い衝突防止など先進の安全装備が充実。
新型エルグランドは、新・安全性能総合評価で最高評価である5つ星を獲得するなど安全性に定評があります。
自動ブレーキシステムはもちろんですが、この他にも踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)を備えており、万が一誤ってアクセルペダルを踏みこんでしまった場合でも急発進を防いでくれます。
この他にも後方視界を確保してくれるスマート・ルームミラーなども備えており、荷物を多く積んでいて後方確認がしにくい場合などでも安心して運転する事が出来ます。
先進の安全装備が充実しており、安全面ではとても心強いです。
アラウンドビューモニター搭載で狭い路地や駐車場でも安心。
5m近いボディーサイズでかつ最小回転半径5.8mとなかなか小回りの効かない大型のミニバンとなっているエルグランドですが、車輌周辺を6つのビューで見られるアラウンドビューモニターを用意しており、狭い路地や駐車場も安心して運転出来ます。
またこのモニターには、車輌周辺の移動物を教えてくれる移動物検知機能を搭載しており、子供の飛び出しなどの不確定要素にも対応してくれます。
ドライバーの死角になる部分をサポートしてくれる機能が充実しており、もしもの時も安心です。
エルグランドのデメリット(欠点)
価格・燃費面を総合するとコスパは残念
車輌本体価格が321万円~776万円のプライスとなっているエルグランドは、アルファードやヴェルファイアなどと並んでミニバンでは金額の高い部類になります。
装備・性能が異なるので一概には比較出来ませんが、最もミニバンで安い車種が224万円~となると、やや割高に感じます。
また燃費面では、250で10.8km/L・350で9.4km/Lとお世辞にもあまり燃費が良いとは言えません。
ヴェルファイアのようにハイブリッドモデルの設定がないのも残念なところです。
本体価格・燃費を総合して考えると、ハードルが高い感じは否めません。
荷室容量がイマイチ。
2014年のビッグマイナーチェンジで3列目シートのスライド機能の追加・ラゲッジボードの高さを150mm程度下げられるようにしたことなどにより、エルグランドのラゲッジスペースは拡大しました。
しかし4,975mmと5m近いボディーサイズとなっている割には、ラゲッジ容量は物足らない感じです。
また3列シートは前倒しタイプとなっており、倒した際にはフロアとシートに段差が生じてしまいます。
その点ライバル車のヴェルファイアやアルファードは、跳ね上げ方式を採用しており、フラットで広いラゲッジを実現しています。
容量・使いやすさではライバル車の方が上です。
買わなくてOK!
非公開在庫をたっぷりチェック