最新モデルは2015年4月にフルモデルチェンジされた5代目の車種となります。
2017年9月にはハイブリッド車が追加され、燃費は最大WLCTモード20.0km/L(JC08モードは25.0km/L)になりました。
5ナンバーの「ステップワゴン」シリーズと、専用エアロパーツ装着で全長が4735mmに伸びた3ナンバーの「ステップワゴン スパーダ」シリーズの2系統があります。
価格 | 燃費 | 2021 人気 | 馬力 | 室内広さ 荷室広さ | 操作性 安全性 |
271万 312万 | 13.6 20.0 | 7位 | 150馬力 215馬力 | ||
※1~3位・・・◎、4~6位・・・○、7~8位・・・△、9~10位・・・×。
グレードは通常のステップワゴンがエントリーモデル「B」、スタンダードモデル「G」、上級グレード「G・EX」の3グレード。
ステップワゴン スパーダにはスタンダードモデルの「SPADA」と上級モデル「SPADA・Cool Spirit」の2タイプが設定されています。
新しく追加されたハイブリッド車は「SPADA」のみで、グレードはノーマル車と同じく「B」「G」「G・EX」の3種類になります。
また「G」と「SPADA(FF車)」には福祉車両も設定されています。
スパーダは16インチ(Cool Spirit 4WD)/17インチ(Cool Spirit FF車)/16インチ 専用デザインアルミホイール(SPADA)や専用のサスペンション、テールゲートスポイラーを標準装備するなど、機能美以外にも足回りや高速走行の安定性を図った仕様になっています。
ボディカラーは「プレミアムスパイスパープル・パール※」「プレミアムスパークルブラック・パール※」「ホワイトオーキッド・パール※」「スーパープラチナ・メタリック※」「プレミアムディープロッソ・パール※」「モダンスティール・メタリック」「
コバルトブルー・パール」の7色です。(※のボディカラーは別途税込37,800円)
メリット・デメリット(欠点)まとめ
- 2017年9月のハイブリッド追加でリッター25.0km
- 室内の奥行きは125mm、高さは30mm広くなりました。
- 室内高142.5cmで子どもなら室内で立てるほど広い
- クルーズ機能で高速道路でも快適に運転できる
- 「自動ブレーキ・誤発進抑制」が標準装備で安心
- 2列目シートの収納がフルモデルチェンジで省かれました
- 3列目が床下収納でシートの座面奥行きが小さくて窮屈
- 3列目格納時、段差あり
新型ステップワゴンのメリット
低燃費・パワフル・静かな新型ターボエンジン
エンジンは長年にわたって2リッター直列4気筒を使用していましたが、フルモデルチェンジ車種はHonda車では初採用となる、直噴1.5L VTEC TURBOエンジン L15B型を搭載しています。
燃費性能はJC08モードで17.0km/Lとターボでパワーを補い、エンジンの回転数を抑えることで燃費を向上させています。
アイドリングストップシステムも標準装備しています。
最高出力は110kW[150PS](5,500rpm)、最大トルクは203N・mと低燃費ながら、多人数で乗ってもパワフルです。
ステップワゴンは8人で乗っても、発進からグッとターボがしっかり効いて、そのままグンと伸びのある爽快な加速も得られます。
低い回転域からレスポンスの良いトルクや、アクセル全開時のパワーも2リッタークラスのライバル車を凌ぎます。
新型ターボエンジンは一般道も山道も快適な走りをみせてくれます。
広くて快適な室内
新型ステップワゴンはフロントからの外観はフリードやフィット等に似たスタイリッシュさでややコンパクトに見えるものの、室内はタテ・ヨコ・高さすべてに余裕をたっぷりとりながら、5ナンバーサイズに収めています。
低床のキャビンスペースで、室内高はゆとりの1,425mm、室内長3,220mm、エンジンを小型化するなどメカスペースを最小化して、室内の長さを確保しています。
デザイン性にもこだわったすっきりとした見かけながら、歴代ステップワゴンでは最大のサイズに設計されています。
小回りが利いて運転しやすい
ミニバンはボディサイズが大きいので運転に不安を感じる女性も多いのですが、ステップワゴンは最小回転半径5.4mで小回りが利きます。
小回りが利けば、Uターンやスーパーで駐車をする際にとても有利です。
しかも、タイヤの切れ角がわかる「タイヤ角度モニター」が見れるので、運転に不安のある方にも安心なミニバンと言えます。
後ろのドアがヨコにもタテにも開く「わくわくゲート」
シートも快適に過ごせるよう工夫を凝らしています。
2ndシートは手の届きやすい所に配置されたコンビニフック付のシートバックテーブルでお子様のおやつタイムに活躍します。
ステップワゴンの7人乗りはキャプテンシート、8人乗り車種は6:4分割ベンチシートです。
3列目シートを左右分割して床下に格納できる「マジックシート」はフラットなラゲッジスペースを確保できます。
また後ろのドアがヨコにもタテにも開く「わくわくゲート」は、後ろからの乗り降りや、荷物の積み込みがカンタンに行えます。
3列目からリアゲートを使って乗降りできます。
テールゲートを大きく開くことなく、ベビーカーをたたまずに積載することも可能です。
タテに開けば、開口部が大きく、床が低い荷室スペースが広がります。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」
ステップワゴンは、2017年9月のマイナーチェンジで、安全運転支援システム「Honda SENSING」は、全車標準装備になりました。
レーダーとカメラを使用した、歩行者対応の「自動ブレーキ」はもちろんのこと、走行中に歩行者との衝突が予想される場合に自動でハンドルを操作して歩行者を避ける「歩行者事故低減ステアリング」機能もつきました。
停車時や約10km/h以下で走行中、近距離に前走車などがあることをミリ波レーダーが検知する「誤発進抑制機能」も組み込まれています。
0km/hから作動する渋滞追従機能(HV車のみ)
設定した速度でアクセルを踏まずに定速で走行する「クルーズコントロール」ですが、ステップワゴンには、前の車の速度に合わせてアクセルとブレーキを調整する追従機能付きの「ACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉」が搭載されています。
しかも、ハイブリッド車はホンダ初の0~135km/h対応となり渋滞時も対応してくれるようになりました。
0km/Lから作動するので、渋滞時に止まったり動いたりと煩わしかったペダル操作も全部ステップワゴンにお任せできます。
新型ステップワゴンのデメリット(欠点)
3列目シートの造りが少し不満
3列目シート着座部分前方の左右との段差が気になるなど、セレナやボクシーと比較してしまうと形状や質感がちょっと物足りないという意見もあります。
3列目シートは折りたたんで収納する機能を優先させるため仕方がないといえますが、上級グレードである「ステップワゴンスパーダ」でも同様なので高価な上級グレードなのにちょっと雑な造りに思えてしまうのは残念とするユーザーもいるようです。
また座面の奥行寸法がセレナよりも35mm短くなっていて、小さいお子さんなら問題ありませんが大人が座ると大腿部の安定感が心元なく思えてしまう場合もあるようです。
シートアレンジがライバル車に比べ物足りない
ステップワゴンは3列目シートは左右が独立して床下に収納できるようになっていますが、2列目シートの収納機能は新型では省かれました。
ライバル車のセレナはに2列目シートの中央を1列目の中央までスライドさせると収納BOXになって、1列目との間に通路をつくることができます。
トヨタ・シエンタの2列目シートもベンチ/セパレートシートともに前方へ折り畳むことが可能です。
またステップワゴンの2列目シートは前後にスライドするだけですが、セレナは前後に加えて左右のスライド機能も備わっていますので、スライドドアからの乗降時に間口を広げることが可能です。
2列目シートのシートアレンジに制限があるので、2列目、3列目のスペースを活用して自転車などを積み込みたい人には不便です。
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